‘ペン先のインクの中に、その文字を映す反射光に’ 2016

ミクスドメディア
ON とOFF には、つねに相反する一方の影がつきまとう。それは見えにも認識にも当てはまる。ただ、片方の状況にいる時もう一方の影は透明になる。捉えることが不可能な透明の影。北極圏にある街の夏に闇はやって来ない。夜はかすかな闇の気配を漂わせては去る。23 日分の夜を過ごしても、私にはずっと昼だった。見事なまでに闇が見えない。明るい深夜にノルウェー流のシャボン玉遊びをし、部屋に戻って電灯を点けるべきか途方に暮れた。

ペン先のインクの中に、その文字を映す反射光に
展覧会期|2016年7月22日ー31日
会  場|S.Y.P Art Space、東京

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