皮膚と地図 Ⅱ ー記憶と時間への近づき方ー

2011年5月27日(金)〜6月8日(水) *木曜休廊
12:00~20:00 (最終日〜17:00)

・オープニング・パーティ 
5月27日(金)18:00-20:00
・クロージング・パーティ
6月3日(金)18:00-20:00

新宿眼科画廊
160-0022
東京都新宿区新宿5-18-11

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「皮膚」は身体の感覚を「地図」は論理的思考を表しています。この二つの言葉が複雑に絡まって生成した作品に出会ったときの体感が、テーマの核となっています。それは内側からも外側からも形づくられる「皮膚」の柔軟さや、いままさに創られている途中のルール無視の「地図」、そういうものが含まれる作品に出会う感覚に近いのかもし れません。

*本展は2010年8月にあいちトリエンナーレにて開催した「皮膚と地図 4名のアーティストによる身体と知覚への試み」の第2弾としての企画です。

企画 水田紗弥子

アーティスト
利部志穂 白木麻子 村上郁 DIG&BURY TOLTA

website
http://www.path-map.com/

TAMA VIVANT II 2010 「ポイケド・ジャナイ」展

TAMA VIVANT II 公式サイト

出展作家
 奥村昂子/フジモトアヤ/前田千絵子/村上郁/森末由美子/柳井信乃

■多摩美術大学展
2010. 9. 17 – 10. 1
8:00 – 21:00 祝・日・最終日17:00まで
多摩美術大学八王子キャンパス内

■パルテノン多摩展【会期が長くなりました】
2010. 10. 21 – 10. 29
10:00 – 18:00 最終日17:00まで
多摩市立複合文化施設パルテノン多摩

■代官山Sedona展
2010. 11. 1 – 11. 7
11:00 – 20:00 最終日17:00まで
ラ・フェンテ代官山

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関連企画:
□シンポジウム
「美術と場の問題」
2010. 11. 1 18:00 – 19:00
ラ・フェンテ代官山 1F Sedona 催事場

□マルチデバイスガイドについて
 本展覧会では、各種デバイスによる展示内容のガイドを無料で提供いたします。iPhone, iPod touch, iPad, Xperia X10, HTC Desire, DSiをお持ちの方は、ご来場の際、是非ご持参下さい。

□あそびじゅつ
 本展覧会では関連企画として、こどもを対象とした鑑賞教育の講座「あそびじゅつ」を開講します。

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□TAMA VIVANT IIとは

 TAMA VIVANT II は多摩美術大学美術学部芸術学科海老塚耕一ゼミのカリキュラムの一環として、毎年行われている、現代美術・芸術の展覧会です。

 今年で第27回を迎える本展はプランナーやプロデューサー、研究者など、これからの美術・芸術、広義における文化の案内人たる人材を育成したいという故・東野芳明名誉教授の熱い思いから1984年よりアニュアル展「TAMA VIVANT」として26年間続けてまいりました。後にその意志を受け継いだ海老塚耕一とともに、第24回目を迎えた2007年度から、これらの側面を保ちつつ、より幅広く現代美術・芸術のあり方を捉えようと「TAMA VIVANT II」として新たなスタートをきりました。TAMA VIVANT II では、学生各々が作家や展覧会を形成していく関わり合いの中で思考し、得たことを 企画のみに留まらず制作やテキスト、批評といった形であらわしていくことも目的としています。企画から構成、運営にわたり学生が中心となって実際に展覧会を設計・構築することで、通常の講義では得難い、より実践的な企画力、主体性を身につけるとともに、展覧会を通して現代の美術・芸術の在り方を積極的にお伝えすることに努めております。

□TAMA VIVANT II 2010 : ポイケド・ジャナイ

 私たちは普段の生活のなかにおいて、ものや自分以外の人間に対して個々それぞれの関係性を想定することで、日常を平安に過ごしています。それは多くの固定された意味や慣習によって形作られたひとつの視線・前提に保護されている日常です。そんな日々の生活のなかでは、疑問符を持つことを忘れてしまいがちです。そこで、疑問符を生み出すにはどうしたらいいのかを考えたことが本展の始まりです。
 さて、展覧会を構築するにあたり、私たちは、ものごとの関係性やそのものが持つ常識的な意味から一旦離れ、固定された視線・前提を新鮮なものへと還元する契機を模索しました。それは、前提というものを裏切り、免れる瞬間であり、新たな関係性との出会いの瞬間でもあります。私たちは、このような視線から生まれた展覧会を「ポイケド・ジャナイ」と命名しました。「ポイケド・ジャナイ」とは、その名の通り「○○っぽいけど○○じゃない」を略した造語です。「ポイケド・ジャナイ」に遭遇するとき、ものごとの関係性や意味が剥脱され、変容した対象と自己が持つ固定観念との差異の間で、眼差しは揺れ動きます。それは本来の姿からずらされた対象に対して、理解しようと歩み寄る態度であり、新たな眼差しを持ってその対象に対して自身が価値を創造することにほかなりません。「ポイケド・ジャナイ」は、私たちに多くの疑問符を投げかけ、眼差しの変容と創造の場を与えてくれることでしょう。
さて、今年度のTAMA VIVANT II 展は、作家の眼差しが呼び込んだ日常を、多様な作品の関係のなかで感じられる作品で構成されます。TAMA VIVANT II 2010の会場が生き生きとした疑問符で埋まることを願っての展覧会です。

最期の郵便はがきがポストに向かう

今回はガラス鉢に絵はがきを入れた作品を発展させた新作とサウンドインスタレーションを披露いたします。存在するはずの風景と音の中でのみ存在する風景を、ひとつの空間の中で交錯させる試みです。

※作家在廊中にお越し下さった方に作品制作の一部をお願いするかもしれません。数分程度のもので、あくまで任意ですが、ご協力下されば幸いです。

於:LOOP HOLE
2010年5月1日(土)ー29日(土)
14時ー18時(日、月休み)
*GW期間中も開廊しています。
レセプション・パーティ 8日(土)18時ー(変更しました。)

東京都府中市宮西町1−15−13
 京王線「府中駅」から徒歩4分
 JR南武線・武蔵野線「府中本町」から徒歩10分

Chocolat-Del Toro 府中

於:LOOP HOLE
2010年1月15日(金)ー2月13日(土)
14時ー18時(日、月、祝日休み)
オープニング・パーティ:1月15日(金) 18時ー
チョコ・クロージング・パーティ:2月13日(土)

東京都府中市宮西町1−15−13 [MAP]
 京王線「府中駅」から徒歩4分
 JR南武線・武蔵野線「府中本町」から徒歩10分

 府中のLOOP HOLEでのグループ展に参加いたします。展示タイトルは『ショコラ・デル・トロ府中』と読むそうです。

出展作家
石井トミー・O-Jun・大槻英世・岡野智史・門田光雅・木村俊幸・小林史子・齋藤雄介・佐藤克久・佐藤平馬・佐藤万絵子・塩川彩生・ジャンボ鈴木・白川悦子(EKKO)・進藤環・塙将良・前澤妙子・馬渡吟治郎・村上綾・村上郁・和田みつひと・有馬かおる・仙谷朋子・玉井健司・ミコライ・ポリンスキー・村住知也・窪田美樹

The Heartwarming展

於:GalleryQ
2009年12月21日(日)から26日(土)まで
オープニングパーティ 12月21日(月)6時より

東京都中央区銀座1−14−12 楠本第17ビル3F
 地下鉄 銀座一丁目/京橋 から徒歩5分

 ちょうどクリスマス前後にかかりますが、GalleryQでのグループ展に参加いたします。小品を3点と小冊子を展示いたします。

参加作家
土屋由子・牧野光一・内藤瑞樹・鈴木宏信・窪井克英・竹中香哉子・李貞恩・小川浩子・森田和昌・村上郁

多摩美術大学校友会小品展/チャレンジ賞

於:文房堂ギャラリー
2009年12月6日(日)から12日(土)まで
午前10時から午後6時30分まで(初日 午後3時から/最終日 午後5時まで)
オープニングパーティ:6日午後5時より

東京都千代田区神田神保町1−21−1 文房堂ビル4F
 半蔵門線・都営新宿/三田線「神保町駅」A7出口から徒歩3分
 JR「御茶ノ水駅」か御茶ノ水橋口から徒歩10分

 毎年行われている多摩美術大学校友会の小品展に出品いたします。多摩美卒の若手から長年活動されている作家の小品が一堂に会する展示です。私は油彩画の小品を1点だけですが展示します。
 また、今年は来場者の投票による、39才以下の作家の活動を支援する賞が設けられております。来年の展示のために私も参加しておりますので、一票いただければ幸いです。

web

村上 郁 展

Gallery Q於
8月24日(月)ー29日(土)
午前11時から午後7時まで(最終日は5時まで)
オープニングレセプションは24日18時から。
画廊ウェブサイト・http://www.galleryq.info/

 このたび、初めての個展を東京で行うことになりました。今回は、2007年から製作している絵はがきをモチーフにした立体作品を中心に展示いたします。群馬青年ビエンナーレの出品作であり光と影によって表情を変えるLED作品”Fantasma”シリーズの新作、大阪やロンドンで展示をしたガラスの水鉢のインスタレーション”見えない都市”と、見えない都市たちの顛末に加え、新作の映像作品などを展示する予定です。この機会にご高覧いただければ幸いです。

群馬青年ビエンナーレ2008

群馬青年ビエンナーレ2008(群馬、日本)
群馬県立近代美術館 展示室3・4・5 於

9月13日(土)→11月3日(月・祝)
午前9時30分-午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)

休 館 日 月曜日(祝日の場合はその翌日)

観 覧 料 無料

主 催 群馬県立近代美術館/上毛新聞社

審査員
小谷元彦  (美術家・彫刻家)
加藤義夫 (インディペンデント・キュレーター)
高柳恵里 (美術家)
松井みどり (美術評論家)
山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)

表彰式  9/13(土) : 午後2時~  当館講堂

群馬県立近代美術館HP

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